2013年2月18日月曜日

ソマリランドでの旅について

前回の内容でエチオピアでの模様について書きました。エチオピアの後は、ソマリランドに向かったわけですが、ソマリランドでの旅につきましては、

にて既に書かせて頂きましたので、割愛させていただきます。
なお、エチオピアに到着した際、荷物だけがソマリランドに行ってしまった件についても触れましたが、この荷物は結局、ソマリランドのハルゲイサで発見されました。
ベルベラに到着した時には既に荷物は行方知れずとなっており、ベルベラの宿から現地のエチオピア航空のハルゲイサ事務所やアディスアベバ事務所に電話を掛けるなどして調べたのですが、散々「ここに掛けろ」と色んな番号にたらい回しにされた後(「俺今病院来てるんだから分るわけねぇだろぉぉ!!」と逆ギレされたにはもっと驚きましたが…)、恐ろしいことに誰一人として行方を知らず、
  1. ベルベラの事務所の人は「ハルゲイサに向かった」→
  2. ハルゲイサの事務所の人は「まだエチオピアにあるはずだ」→
  3. エチオピアの事務所の人は「もうソマリランドに行った」→1に戻る
という、愉快なループが構成されていることが分かりました。結局、荷物はハルゲイサに行ったはずだ、という言葉を信じてハルゲイサに向かったところ、何故か私がハルゲイサに向かった2日後、年明けになってからエチオピア航空のハルゲイサ事務所に荷物が届きました。なぜ私が荷物を追い越したのか見当もつきませんが、まあ向こうにも色々事情があるのでしょう。

何だか悪いことばかり書いてしまいましたが、前述のエントリでも述べたように、現在のソマリランドに危険はほとんどなく(日本政府が発出している退避勧告についても、前述のエントリのとおり、日本としてソマリランドを国として認めておらず、ハルゲイサに大使館や領事館を設置できない都合上、日本政府が本来の状況と乖離しているのを承知で退避勧告を発出しているだけですから、10年前のイラクの一件のように、行ったらイスラム過激派に拉致られてスナッフ・ムービーを作成されるようなことにはならないでしょう。)、初アフリカの初心者が乗り込んでもおおむね平気です。ただし、現地で活動されているUNDPのAさんが言っていたように、有事の際に政府が市民をコントロールできるかは疑問ですので、現地の情勢については予め調べておき、選挙の期間や、仮にソマリア連邦政府、イスラム過激派などとの揉め事が予想される場合には、渡航を避けるのが賢明です。

では、良いソマリランドの旅を。

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